強迫性障害とうつの併発
強迫性障害とうつの併発について。
そもそもうつ病は、精神科では患者数が多く、ほとんどの精神科医が対応できる病気(心療内科でもOKな場合もある)です。しかし、そううつ病や気分変調性障害などとの区別が、専門家でも難しい場合もあります。
強迫性障害の患者さんはうつ病やパニック障害など、他の精神疾患を合併することが多いと言われています。中でもうつ病を併発するケースは多く、約1/3の患者さんにうつ状態が認められることが報告されています。
強迫性障害の患者さんのうつ状態が一般的なうつ病と見誤られることがあるのですが、この2つにはいくつかの違いがあります。
例えば、一般的なうつ病では、午前中に気分の落ち込みが激しく午後から回復してくる日内変動がありますが、強迫性障害のうつ状態ではこのようなことはありません。また、うつ状態もうつ病患者さんのようにずっと続くわけではなく、気分がよくなったり、悪くなったりと波があります。
いずれにしても、うつ病も強迫性障害も、自己判断せずに、まずは医師に相談してください
強迫性障害を治療する方法
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